鹿児島県霧島市。霧島温泉、霧島神宮などがある観光地です。

そのふもとにある「きりん商店」さんを見たのはたしか、ニュースサイト。
お店の店構えがすてきだなぁ、と頭に残っていて、2015年の秋にお店に伺ってみました。

ちょうど、お店の中では、七輪であんパンを温めている最中。
パンを買った方のあんパンをその場で温めてくれるそうで、お子さんがまだかなまだかな、と様子を覗いています。

店内を見渡していると、店主さんが「お茶でもどうですか?」と声をかけてくださり、いただくことに。

一煎目、二煎目、三煎目、とお茶の風味が変わっていくのを、やさしい語り口の店主さんから聞きながら、古民家の中で、はじめて会った方と一緒にお茶の箱を使った机を囲んで、美味しいお茶をいただきました。

試飲というより、寄り合い。

きりん商店さんは霧島産のおいしいもの、すてきなものを集めて、パッケージを新しくしたり、今の暮らしに合わせて個包装にしたり、地元のものが魅力的に届くように、デザインされているそうです。もちろん、そこにはかわいい民芸品も。

「地域とデザイン」という言葉ではくくれない、店主さん、お客さん、通っている常連さん(なんと、霧島神宮にも奉納される太鼓を叩く「九面太鼓」の方でした)の人柄や風土が染みこんだ、素敵なお店。2015年、一番こころに残った旅行先でした。

 

みなさま、よい年をお迎えください。

(パラボラ舎 たなかみのる)